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アドブロック戦争の行く末を考える(4)

アドブロックが普及した世界はきっとディストピア

アドブロック戦争の行く末を考える(3) では今後アドブロックが普及していくことを予想した。

ではアドブロックが普及した場合、一体どういったことが起きるだろうか。

 

アドブロックを導入したユーザーにも確実に広告を見せられる方法が一つある。

コンテンツと広告を一体化させてしまうことだ。その究極がステルスマーケティングである。

記事として、写真として、広告を出してしまえば、アプリ側が除去するのは不可能である。

倫理的・法的に問題があるとされている手法ではあるが、「商品のレビュー記事」と「商品のステマ記事」を判別することは人間にも難しいのでバレにくい。

よって、アドブロックの普及に対抗してステルスマーケティングは更に広がっていくことが予測される。

 

広告代理店も、コンプライアンスを株主から求められない非上場の企業などが勢いを増していくのではないか。

つまりアドブロックがダメージを与えるのは比較的真っ当な企業で、無法者たちにはあくどい手法で回避されてしまうのだ。

 

流れは止められない

アドブロックをみんなが使うようになれば、ネットの未来は暗い。

しかし、アドブロックの普及の流れは誰にも止められないだろう。

テレビの世界では、2011年頃にレコーダーのCMカット機能が問題視され、姿を消した*1

これはテレビ業界において放送側の立場が強いからこそできた対策だといえる。

ネットにはそういう存在がいない。

”アドブロックブロック”などのアドブロック対策もあるが、インターネットの仕組み的に何を表示し何を表示しないかの主導権は見る側にある。最終的にはアドブロックの側が無効化してしまうだろう。

 

ここまで書いたが、これはあくまでも予想である。

インターネットの自由さがもたらす危機。一体現実はどうなっていくのか、注視していきたい。